小田急ふたたび御殿場へ アウトレット内 観覧車跡地にホテル&温浴施設 新展開の狙い

小田急グループが、20年ぶりに御殿場へ本格的レジャー施設を展開。箱根と一体となった観光エリアの構築などを目指します。また、その場所は「御殿場プレミアム・アウトレット」内。なぜアウトレットに宿泊・入浴施設なのでしょうか。

「御殿場プレミアム・アウトレット」内に「富士山ビュー」ホテル&温浴施設

 小田急グループが手がける「HOTEL CLAD(ホテル クラッド)」と温浴施設「木の花の湯(このはなのゆ)」が2019年12月15日(日)、静岡県御殿場市の「御殿場プレミアム・アウトレット」内にオープンします。

「御殿場プレミアム・アウトレット」は、1999(平成11)年9月に閉園した「小田急御殿場ファミリーランド」の跡地に誕生したもので、このたび登場するホテル、温浴施設の場所にはかつて、観覧車がありました。

 小田急グループの電車やバスは御殿場を毎日走っているほか、同グループが「御殿場プレミアム・アウトレット」内のレストランを運営していたこともありますが、こうした本格的なレジャー施設を小田急グループが御殿場で展開するのは、「ファミリーランド」閉園以来20年ぶりです。

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「HOTEL CLAD」外観。右奥に富士山が見える(画像:小田急電鉄)。

 12月9日(月)に行われたホテルと温浴施設の開業式典で小田急電鉄の星野晃司社長は「閉園から20年がたちこの地で開業できることは嬉しく、感慨深いです。私どもには思い入れの大きい土地です」とあいさつ。来賓の若林洋平御殿場市長は「20年ぶりにお帰りなさいませ。市民はそれが一番嬉しいです」と返しました。

「HOTEL CLAD」「木の花の湯」とも「日本」を感じる「和」のデザインと、「富士山ビュー」が大きな特徴。梁(はり)の位置を工夫して見えやすくするなど、「富士山ビュー」という立地を最大限に生かしたといいます。

 実際にホテルのロビーへ入ると、大きな窓の向こうに、富士山がまるで絵画のようにそびえていました。またホテルは、客室に「御殿場プレミアム・アウトレット」へ出店している「JOURNAL STANDARD」のコンセプトルームがあるのも特徴です。

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