上限料金変わる首都高 安いルートは? 横浜北西線開通で東名と連続利用時 最大1800円

北西線利用で安くなる「境目」は?

 現在、首都高の普通車料金は、最低300円から距離に応じて1320円まで上がっていきますが、その上限料金に達する距離は35.7kmに設定されています。今回の料金調整が適用された場合も、35.7kmまでの料金上昇率は変わらず、そこから先は1320円から上限1800円まで、走行距離に応じ段階的に料金が加算されていきます。

 つまり、東名と北西線を連続利用した場合でも、35.7kmまでは既存の料金体系のまま、というわけです。たとえば、横浜青葉から近い横浜市街地はもちろん、川崎浮島JCTに接続する東京湾アクアラインまでのあいだも、東名~首都高3号線経由より北西線経由のほうが普通車で610円安くなります。首都高速道路によると、北西線ルートで横浜方面へ向かった場合、東名~首都高3号線ルートよりも料金が安くなるのは、1号羽田線の勝島(東京都品川区)、湾岸線の空港中央(同・大田区)までだそうです。

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北西線から東名の横浜青葉IC料金所を望む。一般道への出入口は東名と首都高で共用(2020年1月、中島洋平撮影)。

 一方、横浜青葉から南へ、湾岸線の幸浦および横浜横須賀道路の接続部(いずれも横浜市金沢区)まで利用した場合も35.7kmを超えてしまいますが、この2か所については、東名と北西線を連続利用しても料金調整は適用されず、普通車1320円の上限料金に据え置かれるといいます。

 ちなみに、前述のとおり東名と北西線を連続利用しなければ料金調整は適用されませんが、東名から横浜青葉ICで一般道へ降り、すぐさま首都高の横浜青葉入口に入るようなケースは連続利用とみなされるそうです。なお全長約7kmの北西線に横浜青葉、横浜港北以外の途中出入口は設けられません。

【了】

【地図】北西線経由のほうが3号線経由より安くなる「境目」

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コメント

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6件のコメント

  1. 保土ヶ谷バイパスと狩場線を使ったほうが大幅に安いですね。
    こりゃ朝晩の狩場線の大渋滞は無くならないな。

  2. 狩場回りの車を、直接北西線に誘導するんじゃなく、
    用賀回りの車を分散させるのが主眼なんだろうな。

    で、上手いこと渋滞が緩和したら、
    今まで料金だけでなく用賀方面の渋滞を嫌って(「どうせ同じく渋滞するなら安い方」含め)狩場に向かってた車の一部でも用賀方面に戻って来て、
    あわよくば狩場ルートの渋滞も軽減されれば儲けもの・・・ぐらいに考えてるのかも。

    • 結局、狩場方面の渋滞対策は、
      圏央道の延伸・接続待ちって事か・・・

  3. つまり横浜青葉で降りてETCカード差し替えか

    • もしくは、東名現金で。
      厚木とか横浜町田までなら深夜割引分の元は取れる。

  4. 横浜青葉インターが最寄りで、横浜青葉インターから北西線に入った場合でも東名・北西線の連続利用の対象となるのでしょうか?