JR九州 新幹線・特急の一部臨時列車運休へ 新型コロナ影響で3月は鉄道収入半減

鉄道収入が大幅減 「ななつ星」は休止追加

 新型コロナウイルスの感染拡大により、JR九州の鉄道収入が激減しています。同社によると、2月の鉄道の取扱収入は速報値で対前年87.3%、3月は、1日(日)から7日(土)までの速報値で対前年54.0%でした。特に、中長距離収入は対前年43.5%と大幅に落ち込んでいます。

 九州新幹線の博多~熊本間の利用者数は、2月が対前年94%でしたが、3月1日(日)から7日(土)までの期間では対前年54%に激減。訪日外国人が利用する企画乗車券「JR九州レールパス」の発売枚数も、3月1日(日)から9日(月)までで対前年9割減という状況です。

 九州を周遊する豪華寝台列車「ななつ星in九州」は、3月運行分の休止がすでに発表されていますが、休止期間の延長が決定。4月2日(木)、7日(火)、11日(土)、14日(火)出発分の4本が運休となります。なおJR九州は、今後の新型コロナウイルスの感染拡大状況や、政府の方針などによっては、4月18日(土)以降の運行予定が変更になる場合があるとしています。

【了】

【表】運休する九州新幹線の臨時「さくら」

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