JR九州の大きな魅力である観光列車 しばしのお別れに 新型コロナの影響で
JR九州の19%が運休……。
各地に個性豊かな「D&S列車(観光列車)」が走り、それが特徴のひとつになっているJR九州。その姿が、一時的に消えることになりました。
新型コロナウイルスの感染拡大にともない、JR九州は2020年4月15日(水)、九州内を運行する11の「D&S列車」すべてについて、4月24日(金)から5月31日(日)まで運休すると発表しました。
すでに「かわせみ やませみ」「A列車で行こう」「ゆふいんの森」の一部と「JRKYUSHU SWEET TRAIN 或る列車」が運休していましたが、全面運休になる形です。
またJR九州は、同じく4月24日(金)から5月31日(日)までについて、九州新幹線と在来線の特急、快速、普通列車についても追加の運休や運転区間の短縮などを発表。
これにより、新型コロナウイルスの感染拡大にともない列車の運休を開始した3月20日(金・祝)から5月31日(日)までのあいだ、JR九州は合計5729本、総運転本数の19%の列車を運休することになります。
なお観光列車については、ほかの鉄道会社においても新型コロナウイルスの感染拡大を受け、運休の動きが広がっていました。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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