空の道「航空路」 その道幅は地上の道とはケタ違い どのくらいの幅をもっているのか

上空を飛んでいる飛行機は、空の道である「航空路」と呼ばれるルートを通り、目的地まで向かいますが、この道幅はどれくらいあるのでしょうか。道幅は場所により異なるものの、地上の道路よりはるかに広いものでした。

航空路の横幅に相当する「保護区域」

 離陸し、いわゆる巡航状態に移行した飛行機は、もちろん闇雲に飛んでいるわけでなく、安全に飛行するため、基本的に「航空路」と呼ばれるルートを通り、目的地まで向かいます。

 いってしまえば「空の道」ともいえる航空路ですが、航空路には、道路でいえば横幅に相当するものはあるのでしょうか。

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羽田空港のANA機とJAL機(2020年3月、乗りものニュース編集部撮影)。

 航空路において、横幅に相当するものは「保護区域」にあたります。保護区域は、航空路の中心線から横に広がっており、それは航空路の種類によって異なります。もちろんその幅は、道路のそれよりはるかに広いものです。

 なお、航空路にも種類があり、おおまかに上空の飛行機に方位などを教える「航空保安無線施設」にもとづくものと、洋上飛行で使われるものとに分かれます。

 保安無線施設にもとづく航空路は、2020年5月現在、VOR(超短波全方向無線標識施設)同士で結ばれる「ビクター航空路」が80%以上を占めます。この航空路の保護区域は、中心線から左右それぞれ最小4海里(約7.2km)、つまりこの場合、航空路の道幅は最小8海里(約14.4km)になります。

 そして、かつて主流であった施設NDB(無指向性無線標識施設)同士を結ぶ航空路では、精度がVORより低いことから保護区域がもう少し広くなり、中心線から左右それぞれ最小5海里(約9km)、航空路の道幅は最小10海里(約18km)です。

【地図】まるでクモの巣のよう! 日本の航空路

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