飛鳥ナンバー人気 松戸と接戦 新ご当地ナンバー17地域の図柄 「飛鳥3110」で取る人も

飛鳥は「朱雀」1本勝負のデザインも勝因?松戸ナンバーは複数要素を盛り込む

 飛鳥ナンバーは、図柄もほかのナンバーとは異なる特徴があると橿原市の観光政策課は話します。朱雀をモチーフとしたその図柄は、地元紙などでよく「ダイナミックな」と表現されるとか。

「多くのナンバーの図柄は、地域の様々な名物や風景がいろいろ盛り込まれていますが、飛鳥ナンバーは、飛鳥を象徴するキトラ古墳の壁画に描かれた四神の中で、羽ばたく姿が飛鳥地域の今後の飛躍への思いと重なることもあり、わかりやすくイメージを伝えられるよう朱雀を全面に描くこととしました」(橿原市 観光政策課)

 デザインの決定までには、朱雀の図柄で3案を用意し、イベントなどで頻繁に住民アンケートを行ったといいます。自分が選んだ図柄がナンバープレートになったと、住民の記憶に残っていることも、デザインへの理解につながったのではないかといいます。

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「松戸」の図柄入りナンバー「松戸の風景」(画像:国土交通省)。

 一方の松戸ナンバーですが、交付開始から43日間で1688枚という申し込み件数は、東京圏のご当地ナンバーのなかでは健闘しているといえます。「世田谷」や「杉並」「越谷」の図柄入りプレートの申し込み数が、2018年10月からの累計で1000件以下に留まり、2020年5月からの新規17地域においても、たとえば「市川」は交付開始から43日間で506件、「板橋」は208件といった状況です。

 松戸市の政策推進課によると、「松戸の風景」として「矢切の渡し」にサクラ、アジサイと、様々なものを盛り込んだ松戸ナンバーの図柄は、市民からも好評だといいます。こちらも市民からデザインを公募して選ばれたもので、キレイだという声のほか、有名になっていない松戸の名所のPRにつながるという声があるとのこと。

 また、もともと「野田」ナンバーで、市内の登録車両数が多いにもかかわらず、独自の地域名表示ではなかったことから、「ご当地ナンバー導入へのご支持そのものが多かった」(松戸市 政策推進課)のだそうです。

【了】

【画像】新ご当地ナンバー17地域の「図柄入り」申し込み状況 デザインもイッキ見!

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コメント

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1件のコメント

  1. 野田ナンバーは相当嫌がられている。
    野田から柏ナンバーができた時も申込数が1番多かった。
    今回も野田から松戸ナンバーができて同じ結果に。現在、野田ナンバーなのは、野田と流山だけになりました。