いろいろスゴイJAL「重整備」独占取材! 所要時間や「見られては困る」その裏側とは…

飛行機の整備の中で最も詳細な点検をするのが、いわゆる重整備です。実際に取材し、いつもと大きく異なる機内の様子を見てきました。普段の整備では行えないようなテスト内容も盛りだくさんといいます。

内装をはがすだけで2週間の重整備

 航空会社で運航されている飛行機は高い安全性を確保するため定期的に整備を受けています。

 その整備の中で最も詳細な点検をするのが、いわゆる重整備です。どのようなことをしているのか、その様子をJAL(日本航空)の格納庫で2020年6月に取材しました。

 JALによると、この重整備はボーイング777-300型機の場合は9年から12年に1度行われるとのこと。整備の期間はおよそ1か月を要するとしています。

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JALのボーイング777-300型機(2019年、乗りものニュース編集部撮影)。

 重整備に入る機体は、JALによると「機内はもぬけのから」で、普段見るものとは大きく違った様相を呈しています。機内の座席はもちろん、カーペットやギャレー(キッチン)、トイレなどがすべて一旦取り払われます。

 そのほか窓側のパネルや断熱材、腐食防止剤などもはがされます。JALによるとこれらの作業だけでも、およそ2週間の時間がかかるそうです。

 またギャレー(キッチン)やトイレなどを取り外す際には、箇所ごとに赤い袋が付けられます。中にはそれらを取り付ける際に使うビスなどがまとめられています。またパーツ数がとても多いことから、電子ログを用いて図面などを共有することで円滑に作業ができるように工夫しているとのことです。

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