伊丹空港ANAスタッフ 交流試合出場の甲子園球児を盛大におもてなし 70人でお出迎え

新型コロナの影響が響くなか開催された甲子園高校野球交流試合に出場すべく、ANA便で伊丹空港に降り立った高校球児たち。そこで待っていたのは、ANAスタッフの大応援団とメッセージカードでした。なぜこのようなことが起きたのでしょう。

平時であれば直接応援メッセージを伝えるところ…

 新型コロナウイルスの影響が続く2020年8月、甲子園球場に近い伊丹空港で、ANA(全日空)スタッフが甲子園高校野球交流試合に出場する高校球児にエールを送るイベントを実施しました。

 球児を乗せたANA便が到着すると、多い日にはグランドハンドリング部門スタッフ、地上係員、貨物部門スタッフらおよそ70人が手製の応援ボードを持ち飛行機を出迎えました。このほか、空港内の各所にメッセージボードを掲げ、球児が一般の利用者などからの応援メッセージを見られるようにしています。

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試合を終えた仙台育英高校の球児を見送る伊丹空港のANAスタッフら(画像:ANA)。

 例年であればこの時期、甲子園球場で夏の全国高校野球選手権大会が行われ、伊丹空港など関西地区の空港は、全国から多くの高校生や大会関係者が訪れます。このとき伊丹空港は、ANAのスタッフから直接応援メッセージを伝えていたといいます。

 ただ、2020年は新型コロナの影響で選手権大会が中止に。そして直接声援を送る機会も失われました。甲子園では交流試合が開催されることとなったものの、無観客のため球児やその家族は直接会場で声援を送れません。そのようななか、少しでも多くのエールを届けるべく、スタッフは“今だからこそできること”としてこのようなイベントを実施する形になったとのことです。

 メッセージボードは「また甲子園で」や子どもの字で「がんばれ」といった言葉が書き込まれており、ANAスタッフはそれらが印象に残っているとのこと。今回のANA便利用の高校は5校だったそうですが、なかにはチームのキャプテンからお礼の言葉もあったということです。

【了】

【写真33枚】手が込んでる! ANAスタッフ手製のメッセージボード

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