相良静造(航空ジャーナリスト)の記事一覧
Writer: 相良静造(航空ジャーナリスト)
さがら せいぞう。航空月刊誌を中心に、軍民を問わず航空関係の執筆を続ける。著書に、航空自衛隊の戦闘機選定の歴史を追った「F-Xの真実」(秀和システム)がある。
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北海道の果てにある「いきなり掩体壕」「地面に刺さったプロペラ」…なぜ? 物語る“戦時の緊張”
北海道の東部の町、別海町は、ふたつの戦争に関する遺構があります。ひとつは掩体壕、もうひとつは道路沿いに刺さるように置かれたプロペラの羽根です。なぜここにあるのでしょうか。
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「プロペラ機は揺れる」は過去の話? ANA北海道内路線に搭乗 ずっと雲の中の悪天候で揺れは?
プロペラ機によるフライトは、「揺れやすい」と昔から言われますが、実際はどうなのでしょうか。窓の外がずっと雲で覆われた悪天候のなか、北海道内を結ぶ航空路線に乗ってみました。
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「YS-11」はなぜ日本人を惹きつけるのか? 戦後初の国産旅客機が飛んで60年 分かれる評価
戦後初、そして戦後唯一の国産旅客機、YS-11の初飛行から60年が経過しました。同機の生涯で、どのように評価が変わってきたのでしょうか。賛否両論あるその歴史を見ていきます。
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「T-2・F-1は『ジャギュア』のパクりだろ」フランスが日本に怒った理由 背景に“戦闘機以外”?
英仏共同開発の攻撃機「ジャギュア」に似ていたことから、「真似をされた」と仏側から“盗作”を疑われた日本の高等練習機T-2と戦闘機F-1。これにはどのような背景があったのでしょうか。
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旅客機「着陸やり直し」なぜ起こる? 荒れ模様の空で体験 気持ちを落ち着かせてくれたアナウンス
着陸前の旅客機が、滑走路手前で着陸をやり直すことがあります。「進入復行」や「着陸復行」と呼ばれる珍しいオペレーション、それを実際に体験することができました。
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なぜ住宅街に? 羽田近郊の知られざる「航空の安全を願う」施設とは 始まりは"御巣鷹"より遥か前
羽田空港がある東京都大田区には、過去の経験から“空の安全を確保する”という強靭な意志を示す施設があります。ただ、その一方で、実は航空会社関係の施設ではないものもあります。その背景には、どのようなことがあったのでしょうか。
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日本では幻の「消防飛行艇」 北米で計画絶賛進行中… かつての「PS-1消防艇計画」と共通点アリ?
日本では幻とも言える状況になっている「消防飛行艇」、カナダではとあるリニューアル機が実用化にむけ進んでいます。この機の遍歴を見ると、日本で実用化にむけ動いていたとある計画・モデルが浮かびます。
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実在した「モグラ空軍基地」 深さ30mに軍用機ズラリ スウェーデン伝説の地はいま
スウェーデンにはかつて、深さ約30mに格納庫があるという、まさに秘密基地のような一風変わった空軍基地がありました。この基地ができた経緯や現在の様子を見ていきます。
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「え?出演者皆裸じゃん!!」 突飛な「機内安全ビデオ」が生まれるワケ 願いは一つ!
旅客機が離陸する前、多くの航空会社で「安全ビデオ」が流れます。なかには「裸の機内ビデオ」「歌舞伎」などユニークなものも。ただこれは決められたルールのなか、各社が工夫を凝らした結晶でもありました。
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半世紀前から完璧? 超ご長寿な英国「ホーク」練習機の歩みから日本のT-4後継を考える
英国には、半世紀近く第一線を張る超長寿練習機「ホーク」があります。なぜここまで長く使われているのでしょうか。日本でも議論となっている空自「T-4」後継問題解決の参考になるかもしれません。