日本初「運転席無人で営業運行」のバス走る 横浜ズーラシア周辺で実証実験
走行や停止は、営業所から遠隔で行われます。
相鉄バスは、2020年10月5日(月)および 14日(水)に、群馬大学と日本モビリティとの共同で、遠隔監視・操作による自動運転の実証実験を行います。
相鉄バスでは昨年、群馬大学との共同で、「大型バスの自動運転で営業運行を行う」という日本初の試みを行いました。その際は運転手が運転席に座っていましたが、今回は、「運転席を完全に無人にした状態」で営業運行を行います。この試みも日本初となります。
バス車両は相鉄バス所有で、旭営業所内に設けられたシステムにより、走行や停止の制御を遠隔で行います。運転手の代わりに保安スタッフが車内に待機し、万一の異常時に緊急スイッチを操作します。
相鉄バスによると、今回営業運行を行う目的は、「自動運転の社会実装に向け、より多くの方に自動運転バスの体験機会を提供」することとしています。
運行区間はよこはま動物園正門~里山ガーデン正面入口間の約900m。運行ダイヤは両日とも、14時台と15時台にそれぞれ2往復を予定しています。
乗車人数は各便とも先着順で25人を予定。運賃は無料です。
また、これにあわせて、10月6日(火)、7日(水)および12日(月)~ 14日(水)には、運転席に運転士を配置した自動運転バスを営業運行します。こちらの運行は、昨年の秋以来2回目です。
【了】
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