JALも実施「どこにも行かない遊覧チャーター」 強みは何? 「赤組」には超朗報も

今後はどうなる? JALの「どこにも行かない」フライト

 今回の「空たび 星空フライト」は、先述のとおり16時頃に出発し、夜20時に到着します。このスケジュールは、2時間以内が多い国内航空会社の遊覧チャーターのなかでは異色の長さです。これについて企画担当者は「国際線気分を味わい、機内食をゆっくりと召し上がっていただきながら、飽きない時間を模索した結果」としています。

 そしてこのフライト自体を目的とした「どこにも行かない」遊覧チャーター便は、企画担当者によると1回きりでは終わらないとも。「具体的な内容はまだ言えない」としながらも、内容などを大幅に変え、今後も継続していく方針を明らかにしています。

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JALが実施した「空たび 星空フライト」の様子(2020年9月26日、乗りものニュース編集部撮影)。

 今回使用されたボーイング767-300ER型機は、ビジネスクラス24席、エコノミークラス175席、計199席を配していますが、今回の搭乗者数は幼児含め94人でした(先着順で受付され即日完売)。最大搭乗人数の半分程度となった今回の便ですが、これも「くつろいでいただけるよう模索した結果」で、「今回の経験をもとに、今後はお客様の数を増やした遊覧フライトも企画できれば」と担当者は話します。

 この日の搭乗記念品は搭乗証明書やアメニティセットなどのほか、整備士が手作りした、機体の端材を使ったキーホルダーも配られています。「星空フライト」の名にちなみ、「JL1146(いい夜)」便と名付けられたこのチャーター便は、約80人のJALグループのスタッフ、貨物コンテナに描かれた「いってらっしゃい」の文字、横断幕で盛大に見送られています。

【了】

写真でサッと見るJALの「どこにも行かない」遊覧チャーター

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コメント

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1件のコメント

  1. なんとか搾取しないと高い給料払えないからってくそみてえな企画だな