LCC初? 旅客便開始迫ったJAL系LCC「ZIPAIR」 「ネット通販式」機内注文システム導入

コロナ問題じゃなくても「人見知り」にはうれしいシステムかも。

 JAL(日本航空)グループの国際線中長距離LCC(格安航空会社)「ZIPAIR」は2020年10月2日(金)、利用者自身のスマートフォンやタブレット端末から、軽食などの機内販売品を注文できるセルフオーダーシステムを導入すると発表しました。同社によると、LCCでは初導入といいます。

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ZIPAIRのボーイング787型機(2020年、乗りものニュース編集部撮影)。

 対象はZIPAIRの全フライトで、同社が運航するボーイング787型機の機内Wi-Fiを使います。オンラインショッピングのように利用者自身の端末で軽食や機内販売品を購入すると、購入商品をCA(客室乗務員)が座席まで届けます。自分の端末で商品ラインアップや在庫状況の確認、注文、決済までの一連の手続きが完結することから、CAを呼ぶ必要はありません。

 同社はセルフオーダーシステムの導入で、「コンタクト回数を減らすことで、『ニューノーマル』時代にもお客さまに安心して航空機をご利用いただけるようになると確信しています」とコメントしています。

 なお、ZIPAIRは2020年に運航開始したものの、新型コロナウイルスの影響で、商用飛行開始から現在まで成田~バンコク線、ソウル線を貨物専用便として運航しています。旅客便としてのデビューは、早ければ10月内となる予定です。

【了】

画像でサッと見るZIPAIRのセルフオーダーシステム

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