西鉄「中型バスの自動運転」で海を渡る! 10km超実証運行 信号とバスが通信
様々な技術が盛り込まれます。
西日本鉄道は2020年10月22日(木)より、北九州地区で、中型自動運転バスの実証実験を行います。この実証実験は、自動運転バスの社会実装に向けた国の取り組みの一環で行われるものです。
実証実験が行われるのは 北九州空港からJR朽網駅までの約10.5kmの道路上です。2020年10月22日(木)から11月29日(日)まで、1日6往復が運転されます。
使われる車両は、定員56人のいすゞ自動車製中型バス「エルガミオ」。自動運転にあたり、レーザー機器「LiDAR」をはじめ、カメラやミリ波レーダー、GPSや通信アンテナなどの機材が装備されています。
今回の実証実験では新たな取り組みとして、区間内のすべての信号で情報連携を行います。10か所のうち4か所ではクラウド経由で、残り6か所では信号機と車両が直接通信することにより連携が行われます。信号機と車両が直接通信を行うのは、公道上では日本初の試みになります。
また、見通しの悪い交差点では、AIがカメラやセンサーの情報を元に危険予測を行うシステムを導入。この実験も公道上では日本初です。
あわせて、高架橋の影響などでGPSの電波が入りにくくなる区間の道路には「磁気マーカー」を埋設し、走行中の車両位置の目安となるようにします。
なお、各便22名まで試乗を受け付けています。事前に西鉄のWebサイトから予約が必要ですが、当日座席に空きがあれば予約なしでも乗車可能です。
【了】
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