【今日は何の日?】「押し屋」新宿駅に初登場
10月24日、満員電車に客を詰め込む係員「押し屋」が新宿駅に登場しました。
1955(昭和30)年の10月24日。国鉄の新宿駅で「押し屋」の仕事が始まりました。
「押し屋」は、満員電車に乗り込もうとする客を、車内に押し込みます。通勤ラッシュが深刻になり、発車時になってもドアが閉められず遅延が常態化していました。そこで、何とかドアを閉めて定刻に発車できるよう臨時のスタッフを確保したのです。当時の名称は「旅客整理係学生班」でした。
首都圏の各鉄道事業者は、増え続ける首都圏の通勤輸送を改善するために様々な取り組みを展開。山手線は1本あたりの車両数を11両にして定員を増加、中央線や小田急線では複々線化を進めて列車本数を増やしました。また、銀座線のバイパス路線として半蔵門線、山手線のバイパス路線として副都心線など、時代が平成に変わっても路線の建設が続きました。
【了】
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