東京メトロ 乗り換えを「光」で工夫 リニューアルで大変身の銀座駅
新・銀座駅はホームから階段を登ったところにも「光」の仕掛け
3路線が交わり、1日およそ26万人(2019年度)と多くの利用者がいる銀座駅。そのリニューアルにあたって、「乗り換えをよりわかりやすく」がひとつのポイントだったといいます。
銀座駅のコンコースや改札口は、開業時期が古いため天井が低めですが、それもできる限り高くするなどして見通しを最大限確保。そして先述した「ラインカラーの光」で地上出入口や改札口、ホームを照らすことにより、直感的に進むべき道が分かるよう工夫したそうです。
「銀座のまちの地下1階」がテーマである、今回の東京メトロ銀座駅リニューアル。ホームから地下1階の改札階に登ってくると、登り切ったところの天井に、その向こうにある地上の風景が描かれた階段も出現しています。この「天井に描かれた地上の風景」も、日中時間帯は青色が強くなり“空”がより印象的になるなど、やはり「光」による演出がポイントです。
また銀座線ホームの線路側壁面には、1934(昭和9)年に開業して以来の「銀座駅の歴史」が描かれ、ライトアップされています。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
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