これが「未来の新幹線」か!? 客室が大進化した最新超電導リニア「L0系改良型試験車」

これが未来の新幹線!? サイバーな車両と高級な車両

 話を戻し、L0系改良型試験車で行われていた客室の提案。

「荷物は座席の下に置く」という新たなスタイルと、座面下に荷物が動いてしまうのを抑えるネットを備えた座席(頭上の荷棚、大型荷物置き場もあり)。座席の回転も、座席下の荷物スペースを確保するため、東海道新幹線と違いレバーが肘掛けにあります。

 座席の形状は、曲線的で包み込むよう。大きな「耳」がプライベート感を演出します。寝やすそうです。またテーブルは軽量化された金属製で、前席の背中から自席の肘掛けに移動されています。

 視覚的にも、メッシュ状の吸音ガラス素材を用い、無数の直線が前後方向に入ったような天井の中間車(6号車)、膜素材を活用して反射音を低減した天井の品川方先頭車(7号車)など、従来の新幹線とのつながりが希薄な、攻めたものに見えます。6号車はサイバー、未来的、7号車は上品、高級といった印象を持ちました。

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山梨リニア実験線のL0系「搭乗口」(2020年10月19日、恵 知仁撮影)。

 長きにわたって走行試験を続けてきた超電導リニア。それがこのたび登場したL0系改良型試験車で、個人的な印象ですが、いよいよ内装についても本格的に比較検討し、詰めていく段階へ入った――そのデビューがまた一歩、確実に近づいたように思えました。

 ちなみにL0系改良型試験車では、新たに座席へUSBコンセントが備えられています。将来の需要などを考えたものだそうです。

【了】

【写真】「攻め」を感じる!激変したL0系改良型試験車の車内

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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コメント

1件のコメント

  1. 車両がどうとかいまやどうでもよく、中央新幹線てホントに開通するのか?って思うんですけど。