「バイデン」駅ある? かつては「オバマ」駅脚光 そのまんまの「上梅田」(ジョーバイデン)も
今回の大統領選挙で、新米国大統領にジョー・バイデン氏が就任することになりそうだと、各アメリカメディアが報じています。先々代のオバマ氏の時のように、大統領の名前にちなんだ町おこしはできるのでしょうか。
新大統領にちなむ駅名はあるのか
2020年11月に行われたアメリカ大統領選挙の投票結果により、民主党のジョー・バイデン氏が第46代アメリカ合衆国大統領に選ばれる見通しだと、各アメリカメディアが報じています。
さて、大統領選挙は世界が注目する行事です。第44代大統領にバラク・オバマ氏が就任した際、日本では福井県小浜市や長崎県小浜町が「オバマ」つながりで盛り上がり、小浜市では市民の間で「オバマを勝手に応援する会」が結成されるなど、各地で様々なキャンペーンが行われました。
では今回、「バイデン氏就任」となって沸き立つのは日本でどこでしょうか。調べてみました。
まずは、大阪・キタの主要ターミナル駅「梅田駅」です。その名も「ばいでん」……もとい、「うめだ」ですね。昔この一帯は淀川の氾濫原で湿地帯になっており、土を埋め立てて開発した「埋田」が由来と言われています。
どうやら「バイデン」と読む駅は日本にはない模様。ではバス停ではどうでしょうか。
山口県宇部市に「上梅田」バス停があります(宇部市営バス、サンデン交通、船木鉄道)。こちらは音読みすると、まさに「ジョー・バイデン」。しかし、こちらもやはり「かみうめだ」の読みでした。同名同音のバス停は福島県須賀川市にもあります。
茨城県古河市には「配電盤団地(ハイデンバンダンチ)」という、ちょっと惜しい?バス停もあります。むしろ由来が気になるところですが、配電盤製造に関連する17社が集積する工業団地だそうです。また、滋賀県大津市や沖縄県中城村ほか、「売店前(バイテンマエ)」の付くバス停が全国数か所に存在しています。
なお、日本にはない「バイデン」駅ですが、実はアメリカのバイデン氏の地元、デラウェア州にある駅は、「バイデン氏本人の名前」がそのまま駅名になっています。彼が副大統領だった時、ワシントンへの通勤に使っていたウィルミントン駅の駅名が運営会社のアムトラックによって「ジョセフ・R・バイデン・ジュニア駅」に改名されたのです。
【了】
沖縄にはカマラ新米副大統領に似た、嘉間良バス停がありますよ
関東などの私鉄には戦前、買電だけではなく売電していたところがありましたね。
「トランプ」駅や「ドナルド」駅はあったのでしょうか