飛騨の“難所”解消へ 国道41号「宮峠トンネル」12月開通 連続カーブをバイパス

高山本線沿いに新たなトンネルです。

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左が宮峠トンネル。右に並行するのが国道41号(高山国道事務所の動画より)。

 国土交通省中部地方整備局 高山国道事務所は2020年11月6日(金)、国道41号の岐阜県高山市内で整備中の「石浦バイパス」について、「宮峠トンネル」を含む4.7km区間が12月12日(土)に開通すると発表しました。

 国道41号はJR高山本線に沿う形で名古屋と富山を結ぶ飛騨地方の主要道路です。このうち高山市街地の南側、宮峠の区間は、急カーブ、急勾配の連続で交通事故が多発、冬期の積雪時には大型車が立ち往生するなどしている「危険性が高い区間」(高山国道事務所)とのこと。今回、長さ1863mの宮峠トンネルを含むバイパスが開通することで、安全性を確保するとしています。

 開通効果として救急医療活動の迅速化や、高山市と下呂市のあいだにおける通勤通学の安全性確保、観光の活性化などが挙げられています。両市間の特急バス運行事業者の声として、宮峠は事故が多く、通行止で通行できなくなることがあるほか、冬期は凍結の危険性が高く、運転手の負担が大きかったということです。

【了】

【画像】つづら折りカーブさらば! 国道41号宮峠トンネルの概要

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