運用終了の足音も… 国産初双発ジェット輸送機「C-1」の半世紀 どんな機体だったのか?

航空自衛隊が運用する国産輸送機C-1が初飛行からちょうど50年の節目を迎えました。最盛期には全国3か所の基地に配備されたC-1も、すでに1か所にまで減っています。C-1とはどういう飛行機だったのか振り返ります。

C-1輸送機を使っているのは入間のみ

 C-1輸送機は1981(昭和56)年10月までに、試作機含めて計31機が生産され、愛知県の小牧基地を皮切りに、埼玉県の入間基地、鳥取県の美保基地と3か所の航空自衛隊基地へ配備されました。

 その後、小牧基地のC-1は短期間でアメリカ製のC-130H輸送機に更新され、さらに2000年代にC-1の後継機として新型の国産機C-2が開発されたことで、2010年代後半に美保基地もC-2へ置き換えられました。そのため、2020年11月現在ではC-1の運用は入間基地のみとなっています。

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入間基地航空祭で飛行展示を行うC-1輸送機。ここまでの高い機動性は同機ならでは(2015年11月、柘植優介撮影)。

 岐阜基地でも飛行試験機(フライングテストベッド)として、C-1の試作初号機が飛んでいます。しかし、あくまでも各種装備品の試験用であるため、外観は銀色塗装で機首には細長い計測プローブが付くなど量産機とは異なっています。

 とはいえ、2020年6月に防衛省が公開した「2020年度版航空自衛隊の概要」では、2020年度から入間基地にもC-2輸送機の配備が始まることが記されており、すでに入間基地でもC-1からC-2への更新準備が進められているといいます。

 そうなると、残るC-1輸送機の運用も近い将来終わるといえるでしょう。現役のC-1輸送機を見られるのもあと数年に迫っています。

【了】

【激写】C-1輸送機から空挺隊員が降下する瞬間!

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