1年で100城から400城に 高まる「御城印」人気 姫路城では新型新幹線「N700S」と
近年、城の御朱印ともいえる「御城印」が人気を集めているそうです。発行する城の数は、1年で4倍に増加。通常は御城印を出していない姫路城でも、新幹線N700Sとコラボした限定の御城印が発行されています。
10日間で1万枚の御城印
近年、城の御朱印ともいえる「御城印」が人気を集めているといいます。そのガイドブックを販売するワン・パブリッシングによると、御城印を扱っている城の数が、約1年前は100城程度だったところ、現在は400城を超えているそうです。
国宝で世界遺産である姫路城(兵庫県姫路市)では通常、御城印を発行していませんが、2019年に限定で発行したところ、10日間で1万枚が出たとのこと。
この姫路城で2020年12月、ふたたび限定の御城印が登場しました。今回は、7月にデビューした新型新幹線「N700S」とコラボしたもので、姫路藩主の酒井忠似(さかいただざね)の現存する日記から抽出した「姫路城」の文字、雅楽頭酒井家の家紋である剣酢漿草(けんかたばみ)に、N700Sも家紋のようにあしらわれています。
JR東海によると、ひょうご観光本部と兵庫県を観光面から盛り上げる企画を練っていくなかで誕生したといい、御城印のデザインは、複数あった案から城好きの女性やシニアなど多くの社員にヒアリングした結果、圧倒的な人気だったこのデザインになったそうです。
またデザインにあたって、「新幹線」を強く押し出すのではなく、御朱印のイメージで「N700S」がそれに溶け込むよう、家紋風にするなど工夫したといいます。
入場券を売るのは券売機に任せれば他の観覧者の迷惑にはなりませんね!