【空から撮った鉄道】JR最南端の路線 指宿枕崎線を撮る

前回は北海道のJR路線を紹介しましたが、今回はJR最南端の路線 指宿枕崎線を紹介します。鹿児島中央~枕崎間の全線撮影ではなく、ちょこちょこっとかいつまんで撮影しました。

この記事の目次

・指宿枕崎線の空撮は喜入駅付近から
・指宿駅以遠へ一気に南下
・列車交換の風景を抑えたかったが
・谷山駅付近では異なる印象に

【画像枚数】全15枚

指宿枕崎線の空撮は喜入駅付近から

 2016年4月、鉄道とは別件の空撮で鹿児島県を飛びました。前回鹿児島を飛んだのは2012(平成24)年のことで、もう4年も経っていました。そこで、別件空撮と合わせて無理なく撮影できる範囲として、指宿枕崎線を狙いました。

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喜入駅に停車するキハ47形2連×2の4両編成。JR九州のキハ40系列はベンチレーターを撤去し、屋根上がスッキリしている。一番左のキハ47形はトイレ用の水タンクを小型化して床下に搭載したため屋根上の水タンクも撤去、トイレ部分の窓も埋め込んでいる。ふたつ隣のキハ47形と見比べるのも面白い(2016年4月19日、吉永陽一撮影)。

 指宿枕崎線はもうひとつの空撮の関係で、喜入駅あたりから撮ることとなります。朝9時台、ちょうど駅には指宿方面の列車が停車中です。車両はキハ47形で、屋根がのっぺらとしているのが目に止まりました。JR九州のキハ40系列はベンチレーターなどを撤去し、屋根部をすっきりさせています。何かが足らないと違和感を覚えますね。

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駅舎のある東側へ回り込んだ。平日の朝であることから、勤務地へ向かうであろう人の姿が駅前に見える(2016年4月19日、吉永陽一撮影)。
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喜入駅上空付近から南側を望む。左手(東側)には鹿児島湾(錦江湾)が迫り、指宿枕崎線はこの先トンネルを抜けて宮ヶ浜駅付近まで海岸沿いを通る(2016年4月19日、吉永陽一撮影)。

指宿駅以遠へ一気に南下

 このまま下り列車を追って行っても良いのですが、この列車は枕崎駅まで行きません。そこで先回りし、枕崎駅方向からやってくる上り列車を狙うことにしました。セスナ機の機動力を活かし、喜入駅から一気に南下します。指宿駅を通り過ぎ、大山駅付近まで南下すること7分ほど。前方に開聞岳が近づいてきました。開聞岳は独立峰で綺麗な三角錐の形をしており、平野部にぽこんと聳えています。これは遠目からでもすぐ分かります。戦時中の話で、鹿児島に点在する基地から離陸した戦闘機が開聞岳を目印に沖縄方面へ飛んで行ったそうですが、目の前に聳える三角錐の独立峰を見ながら、その話を思い出しました。

 さて、開聞岳の手前にはJR最南端の西大山駅があるはずです。駅を発車する上り列車が撮れるかなぁと思っていましたが、ほんの僅か時間が足りなく、発車した直後でした。残念。喜入駅で撮って、数分後すかさず西大山駅で撮るというのは、ちょっと欲張りすぎたか(笑)。

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Writer: 吉永陽一(写真作家)

1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。

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