「越境定期券」Suica・TOICA・ICOCAで可能に エリアまたぐ小田原~沼津などで3月から

隣のエリアにまたがる定期券をICカードで発行できます。

ICカード定期券が「越境通勤」に対応

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SuicaとTOICAエリアにまたがる区間の「TOICA定期券」のイメージ(画像:JR東日本)。

 JR東日本・JR東海・JR西日本は2021年1月19日(火)、交通系ICカードのエリアをまたぐ区間の在来線定期券について、従来の磁気券に加え新たにICカードの「Suica」「TOICA」「ICOCA」で発売すると発表しました。

 従来、在来線定期券の区間が「SuicaとTOICA」「TOICAとICOCA」のエリアにまたがる場合は磁気券を利用する必要がありましたが、3月13日(土)からICカードが新たに対応します。あわせてTOICAエリアは熱海、国府津、米原の各駅まで、ICOCAエリアは亀山駅までそれぞれ拡大します。

 これにより、例えば「SuicaとTOICAエリア」(境界駅は熱海)をまたぐ小田原~沼津間や、「TOICAとICOCAエリア」(同・米原駅)をまたぐ大垣~彦根間が、ICカードの定期券で利用できるようになります。

 発売される定期券の区間は、運賃計算キロで300キロの範囲内です。「SuicaとTOICAエリア」にまたがる定期券は、小田急電鉄や伊豆急行との連絡定期券も発売されます(条件あり)。なお、エリアまたがりの定期券は、モバイルSuicaでは発売されません。

 また、ICエリアをまたがり、かつ定期券の区間外を乗り越したときは、自動改札機を利用できず、自動精算機による精算が必要です。

【了】

【図】エリアまたがりICカード定期券の利用イメージ

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