オランダ&ベルギー 次期汎用フリゲートの共同調達を決定

隣り合う2か国、常日頃から共同運用しています。

新型フリゲートの運用開始は2030年ごろ

 オランダ国防省は2021年1月13日(水)、ベルギーと共同で新たな汎用フリゲートの調達を行うことを発表しました。新型艦は、既存の汎用フリゲートであるカレル・ドールマン級フリゲートを更新するためのものと位置付けられています。

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次期汎用フリゲートのコンセプト(画像:オランダ国防省)。

 新型艦のコンセプトは排水量約5500トン、乗員約110人で、艦載ヘリコプターの運用能力を有し、VLS(垂直発射装置)タイプの対空ミサイル、新型対艦ミサイル、ゴールキーパー近接防御火器などのほか、海上での治安維持任務などに対応できるよう、遠隔操作式機関砲や軽機関銃なども備えるといいます。

 また敵の魚雷に対処するために「ハードキルシステム」と呼ばれる、新たな魚雷対策装置を装備する予定です。

 計画ではオランダとベルギーで2隻ずつ計4隻を取得するとしており、2028年にオランダ海軍向けの1番艦が就役したのち、ベルギー海軍の2艦も含め、2030年までに4隻すべてが就役する予定です。

【了】

【写真】新型フリゲートで更新予定の従来艦

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