鉄道朝ラッシュ、1月の方が12月より激化? 「出社7割減」呼びかけも 夜は大幅減

乗換案内の利用数は、緊急事態宣言後も減っていません。

夜間は減少も…

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混雑する電車のイメージ(画像:bee32/123RF)。

 ヤフーは2021年1月25日(月)、政府の緊急事態宣言前後における「Yahoo!乗換案内」の利用動向を発表しました。1月7日に発出された宣言後、同サービスの利用数は、発出前とほぼ変化がなかったといいます。

 緊急事態宣言発出後のルート検索数は、発令前の2020年12月より平均約17%下回っているものの、依然として高い水準を保っているとのこと。1日の時間帯ごとの利用を前月と比べると、朝のラッシュ時間帯(6~9時)は、むしろ1月の方が利用数が多かったそうです。

 ただ20時以降の夜間時間帯の利用は大きく変化しています。12月の段階では、特に土休日は20時以降も利用数のグラフに山があったものの、1月は飲食店の時短営業や、20時以降における不要不急の外出自粛要請もあり、利用数が大幅に下がっているといいます。

 2020年4月から5月にかけて全国で発出された1度目の緊急事態宣言時と比較すると、昨年の宣言発出直後の検索数は約60%まで下がりましたが、今回の宣言発出直後(集計期間は1月7日~13日)、平日は約90%までしか下がらなかったといいます。休日で見ると、昨年の宣言発出直後は約30%まで下がった一方で、今回は約70%までしか下がらなかったそうです。

 政府は緊急事態宣言とともに「通勤の7割削減」を国民へ要請しましたが、緊急事態宣言の期間初日である1月8日(金)には「Yahoo!リアルタイム検索」で“満員電車”がトレンドランキング1位になるなど、宣言前と大きく変わらない駅構内や車内が混雑している様子が投稿されていたといいます。

【了】

【グラフで一目瞭然】緊急事態宣言前後における利用動向の推移

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