「東急多摩田園都市」ノウハウを活用 サハ東急 タイの日本人向け賃貸住宅を拡張

東急がタイの大手財閥系企業サハグループと合弁会社を設立し、現地で展開している日本人向け賃貸住宅事業が、好評を受け拡張されます。「東急多摩田園都市」のノウハウを活かしているそうです。

日本人が多いバンコクの南東約100kmのシラチャ

 タイで日本人向け賃貸住宅事業を展開している東急、サハ東急が2021年1月28日(木)、「ハーモニック レジデンス シラチャ 拡張計画」の第1期が8月に開業する予定と発表しました。

 東急は2014年に、タイの大手財閥系企業サハグループと合弁会社「サハ東急コーポレーション」を設立し、2016年には日本人向け賃貸住宅事業の第1号プロジェクト「ハーモニック レジデンス シラチャ」を全館開業。その好評を受け、隣接地に141戸を新設する拡張計画です。

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「ハーモニック レジデンス シラチャ 拡張計画」第1期の住宅ゾーン(画像:サハ東急)。

 タイのシラチャ周辺には製造業を中心とした日系企業が集積。日本人も多く暮らしているなか、タイ駐在の子育て世帯をメインターゲットにしたサービス付き賃貸住宅「ハーモニック レジデンス シラチャ」は高い稼働率を維持しているといいます。

 従来からの日本人向けの間取り、日系の会社による24時間セキュリティ、緑豊かな環境に加え、より大人数の家族への対応、体育館や図書室といった共用施設の拡張、居住者イベントのさらなる充実などを図っているのが、今回の拡張のポイントとのこと。「東急多摩田園都市」のまちづくりで蓄積してきたコミュニティづくりのノウハウを活かしているそうです。

 東急とサハ東急は、2019年からシラチャ市街地において、スカパープ公園前の好立地に位置する単身および夫婦の日本人駐在員向けのサービスアパートメント「グリーンライフ シラチャ」も運営。今後もタイ国内でさまざまなニーズに応える住宅事業を展開していくとしています。

【了】

【画像】「ハーモニック レジデンス シラチャ 拡張計画」第1期のイメージ

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