山手線の懐かし電車205系、いまどこへ? 海を渡った車両も(写真11枚)
JR山手線を2005年まで走っていた、銀色の車体に黄緑色の帯を巻いた205系電車。その後は、どうなったのでしょうか。
埼京線や横浜線などでは姿消す
現在、E235系電車が最新型車両であるJR山手線。この2世代前にあたる元山手線の205系電車も、一部の車両がいまなお別の場所で健在です。
黄緑色の帯を巻いた山手線用の205系は、1985(昭和60)年に当時の国鉄が製造を開始。1987(昭和62)年のJR化後も製造が続き、あわせて583両の大所帯になりました。この山手線用の205系は、6扉車を除き、ほかの205系と比べてドアの窓が小さいのが特徴です。
この山手線205系は2002(平成14)年より、新型のE231系電車500番台との入れ替えがスタート。2005(平成17)年、同線から引退します。
山手線を走っていた205系は、武蔵野線、京葉線、南武線、南武支線、鶴見線、埼京線、川越線、八高線、横浜線、仙石線の各路線に“異動”。ホームが短い鶴見線や仙石線などでは、中間車に運転台を取り付けて先頭車両に改造した車両も登場しました。
しかし2010(平成22)年以降、“異動先”の京葉線、南武線(南武支線を除く)、横浜線、埼京線、川越線、八高線では、E233系電車や209系電車500番台、E231系電車に役目を移譲。元山手線の205系は廃車になるなどして、姿を消しています(京葉線には、武蔵野線の元山手線205系がいまも直通してくる)。
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