国道九四フェリー新造船「涼かぜ」就航 総トン数1.7倍 客室広く車両も増
エントランスの吹き抜けはボルダリング壁のような……。
九州・四国の最短ルート
国道九四フェリーの新造船「涼かぜ」が2021年2月1日(月)に就航しました。
「涼かぜ」は2001(平成13)年に就航した「遥かぜ」の代替船です。船の大きさの目安となる総トン数は、遥かぜの697トンから1148トンに変更、一回り大きくなりました。
旅客定員は292名から変わらず、客席スペースを拡大したり、椅子席やカウンター席を増設したりしたそうです。一方、車両の積載台数は41台から57台に増やし、混雑時における乗船待ち時間の短縮が期待されるといいます。
また、船内はエレベータや多目的トイレなどを設置しバリアフリーへ対応するとともに、授乳室やキッズスペースなども設け、広い世代が安心・快適に利用できるといいます。なお「涼かぜ」含む全船に抗ウイルス・抗菌加工が実施されているそうです。
国道九四フェリーは愛媛県伊方町の三崎港と、大分市の佐賀関港を1日16便、70分で結ぶ、四国・九州の最短航路です。「涼かぜ」のほか、2012(平成24)年就航の「速なみ」、2016(平成28)年就航の「遊なぎ」の3隻体制で運航しています。
【了】
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