米海軍の原子力空母2隻が南シナ海で共同演習 艦載機の発着艦訓練も
この2隻、2020年6月にもフィリピン沖で共同訓練を行っています。
空母2隻と巡洋艦2隻 駆逐艦3隻が一堂に
アメリカ海軍第7艦隊は2021年2月9日、南シナ海において「セオドア・ルーズベルト」と「ニミッツ」の原子力空母2隻を中心とする2個空母打撃群が、共同演習を実施したと発表しました。
空母「セオドア・ルーズベルト」を中心とするのは第9空母打撃群(キャリアストライクグループ:CSG)で、同艦のほか、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「バンカーヒル」、アーレイバーク級ミサイル駆逐艦「ラッセン」および同「ジョン・フィン」から構成されるとのこと。
一方、空母「ニミッツ」を中心とするのは第11空母打撃群で、こちらは「ニミッツ」以外に、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦「プリンストン」、アーレイバーク級ミサイル駆逐艦「ステレット」からなるといいます。
アメリカが南シナ海において2個空母打撃群の共同演習を行うのは、2020年7月以来のことであり、そのときは空母「ニミッツ」と同「ロナルド・レーガン」のあいだで行われました。
第11空母打撃群を指揮するジム・カーク少将は、今回の共同演習について「我々は、国際法のもとですべての国が享受する合法的な海洋使用を確保するために動いています。このような演習は、インド太平洋で活動するアメリカ海軍において目新しいものではなく、同盟国やパートナーを安心させ地域の平和を維持するとともに、部隊の練度維持を目的に実施しています」と述べています。
【了】
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