中国道「止めます」計9か月 影響大の通行止め工事なぜ? 吹田~神戸リニューアル
車線規制3年半の中国池田~宝塚間は?
一方の中国池田IC~宝塚IC間は、3年半もの長きにわたり車線規制工事が行われます。阪神高速11号池田線からの流入が多い中国池田ICからは交通量が増え、ここから車線も6車線になることなどを考慮して、終日通行止めではない形を選択したとのこと。
「工事に際しては、吹田JCTを介して中国道と近畿道を相互利用していた交通が、阪神高速池田線や神戸線に迂回し、大阪都心部を通過する交通が増えると予測しています。これらの交通に対しては、新名神に迂回して頂くような対策を講じ、大阪都心部への車の流入を抑えていきたいと考えています」(NEXCO西日本関西支社)
具体的には、新名神へ迂回しても料金が割高にならないような調整や、迂回利用により指定のSAで使用できる電子クーポンの発行などを予定しているそうです。
今回のリニューアル工事は、新名神の高槻IC~神戸JCT間が2018年に開通し、「ダブルネットワーク」が完成したことで可能になったとNEXCO西日本関西支社は話します。同社管内では名神や近畿道の一部など、中国道より古い区間が存在しますが、現在、建設工事が進められている新名神の滋賀・京都・大阪(高槻)をつなぐ区間が完成すれば、名神などでも中国道の同様の終日通行止めによるリニューアル工事を行うことも、選択肢のひとつだといいます。
なお中国道の工事では、2020年6月の実施時と同様に、代表地点間の「リアルタイム経路別所要時間情報」や「前日までの経路別・時間帯別所要時間情報」を専用ウェブサイトや高速道路上の情報板などで提供し、迂回やピークシフトを促進させる取り組みを行う予定だということです。
【了】
やるんなら、コロナ禍で需要が落ちまくってる今やってくれないかな……
一応(やれるかどうかは置いといて)、その日程だとオリンピックやら万博準備やらに直撃しそうな気がするんだけど…