駅のテナント相次ぎ撤退 揺らぐ「一等地」賃料下がる? コロナ前から変化も

駅でテナントの撤退が相次いでいます。新型コロナの影響による鉄道利用者の減少で、従来の「一等地」の価値は変化していますが、こと公営鉄道の駅では、賃料の引き下げも難しい側面があるようです。

コロナ禍で駅の風景はさらに変わるか

 というのも、不動産に限らず東京都が展開する事業のなかでは、賃料や水道料金などの「延納」には対応しているものの、「減免」は行っておらず、足並みを揃える必要もあることから議論がまとまらないのだそう。

 テナントに対し、「お支払いは半年先でも結構ですよ」といっても「いや、賃料を下げてほしいんだ」と押し問答になるケースがあるといいます。新規テナントの確保については、東京メトロの子会社とも連携し、広く声掛けを行っているそうです。

 一方で、新型コロナ以前から、都営地下鉄の駅構内では少しずつ変化が起きていました。

 たとえば、駅構内で見られる昔ながらのボックス型の売店「メルシー」は、かつて100か所ほどあったのが、今や20以下に減っているとのこと。空いたところに自動販売機を設置したり、ミニコンビニのような現代風なものに変えたりしているといいます。

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都営三田線 巣鴨駅の「オートメルシー」。売店「メルシー」を自販機化しセブン=イレブンの商品などを扱う(画像:東京都交通局)。

 国鉄・JRの「キヨスク」が、おもに殉職した鉄道員の遺族の働き口を確保することを目的のひとつとしたように、都営交通の売店業務も、もともと福祉の目的があったといいます。今はそのような仕組みを必要とする人も少なくなり、より収益性の高い業態に変えながら、駅のスペースを活かしているのだそうです。

 コロナ禍を経て、駅の風景はさらに変わっていくのでしょうか。

【了】

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コメント

2件のコメント

  1. 観光地であれば大企業の傘下にある駅売店やコンビニにはお引き取りいただいた方が地元が喜びそうですが。

  2. この状況が収束すれば、戻ってくるテナントもいますね。

    自動販売機の設置は、計画していたのでしょう。

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