「鬼ヶ島」行きの23年ぶり新造船は“しましま”に 新「めおん」2月末デビュー
鬼のパンツもしましまでしたよね?
雌雄島海運23年ぶり新造船
「鬼ヶ島」とも呼ばれる瀬戸内海の女木島、および男木島と、高松港を結ぶ雌雄島海運が、23年ぶりの新造船となる新「めおん」を2021年2月28日(日)に就航させます。
新造船は、現在予備船として同社が保有する「めおん」の名を引き継ぎ就航し、主力船である「めおん2」が予備船となります。新「めおん」は、雌雄島海運とJRTT鉄道・運輸機構との共同発注(共有建造制度を活用)により、広島県呉市の神田造船所で建造されました。
船体設計の工夫により、船の総トン数は24トンほどのアップ(266トン→290トン)に抑えつつ、車両積載エリアを拡張して積載台数を増加させ、旅客定員も30名ほどアップしているといいます。外装と内装のデザインは、ドットアーキテクツが担当。外観デザインは、これまでの赤と白のツートンカラーから、「赤と白のしましま模様」に一新しているそうです。
船内には見晴らしのよい大きな窓を設置し、瀬戸内の多島美を270度見渡せる開放感ある空間を実現しているとのこと。高松市の伝統工芸である「欄間」をデザインに取り入れ、男木島と女木島を表現しているそうです。また、バリアフリー客室を拡充し、多目的トイレも設置、車椅子は最大5台乗船できるといいます。
なお、新型コロナウイルス対策にも重点を置き、船内には抗菌・抗ウイルスコーティング加工などを実施しているということです。
新「めおん」就航日の2月28日(日)には、現「めおん」の引退式および最終運航、および新「めおん」の就航式と内覧会が行われたのち、高松港14時発の便で新「めおん」がデビューします。
【了】
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