大阪市で初のオンデマンドバス社会実験 3地域で AIがルート自動生成

生野区と平野区で行われます。

300メートル間隔で乗降場所を設置

 大阪市と大阪メトロは2021年3月4日(木)、生野区および平野区でオンデマンドバスの社会実験を3月30日(火)から行うと発表しました。

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オンデマンドバスに使用されるワゴン(画像:大阪メトロ)。

 これは市内交通の更なる利便性向上をめざして大阪市が進めている、AIオンデマンド交通の社会実験の取り組みの一環です。

 今回社会実験が行われるのは、生野区西部、平野区加美および長吉の3地域です。周囲300メートル毎に配置された乗降場所のうち、乗降予約があった場所だけをAIが自動でルート生成し、運行します。

 乗降場所は既存バス停を含め生野区で73か所、平野区加美で75か所、平野区長吉で60か所設置予定です。乗降場所には既存バス停や電柱、コンビニなど施設にステッカーが貼られ、目印となる予定です。

 乗車は毎日6時から23時まで可能で、事前に専用スマホアプリ「Osaka MaaS 社会実験」あるいは電話により日時と乗降場所を指定し予約が必要です。電話での予約の場合、受付時間は7時から17時までとなっています。

 利用料金は大阪シティバスと同じ、1乗車おとな210円・こども110円です。

 オンデマンドバスに使用される車両は定員8名のワンボックス車両で、車体には大阪メトロのコーポレートカラーである「OMブライトブルー」と蛍光グリーンが配色されています。

 大阪市では開始から6か月をフェーズ1と名づけ、続く2か月のフェーズ2、その後4か月のフェーズ3に移行するにあたり、実態に応じて運行計画を見直していくとしています。

【了】

【画像】オンデマンドバスの運行区域と乗降場所

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