「住みたい街」上位コロナ禍でもほぼ変わらず 1位「横浜」4年連続 選ばれたワケは

やはり大躍進していた「埼玉県勢」

 池本編集長によると「横浜駅西口は再開発がひと段落し、みなとみらいエリアは遊ぶ、住む、働く、安心(行政)が揃っています」とのこと。コロナ禍により、「理想の街」に求めることの意識も変化しており、医療の充実や、一回の外出で複数の用事を済ませられるといったことのウェートが高まっているそう。そうしたなか、横浜周辺はほぼ全ての機能を備えていることが、ランキングを押し上げたと分析しています。

 とはいえ、これら上位駅は総じて得点を落としているといい、コロナ禍によりランキングは大きく変化しているそうです。池本編集長は今年の特徴として「埼玉県勢の大躍進」を挙げます。

「夫婦だけ」の回答を集めると、浦和は2位、大宮は3位に躍進するほか、「夫婦+子供」のファミリーでも浦和と大宮は上位だそうです。コロナ禍で「住みたい街が変わった」と答えた方は全体の3割だそうですが、それは埼玉の人が最も多くなっているのだとか。

 池本編集長はこの背景を、「東京に投票していた埼玉県民が、埼玉県内の駅に投票するようになったのでは」と分析しているそうです。

「個性的な店が多い、住民がその町を好きそう、不動産の資産価値が高そう……など、おおむね東京に求める事柄が『埼玉にある』と見直されている」と池本編集長は話します。とりわけ、さいたま市の「市民満足度」は、2020年度の過去最高の86%に達しているとのこと。また、和光市や所沢といった駅も注目が集まっているそうです。

 なお、調査は2020年12月から2021年1月に、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県在住の20歳から49歳までの男女を対象に、インターネットを通じて実施。有効回答数は7000でした。

【了】

【表】2021年版ランキング1位から170位までイッキ見!

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コメント

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2件のコメント

  1. 埼玉に関しては何も無いが良い、みたいな所ありますね(なにもない=平和=普通な幸せ みたいな、)

  2. 実際は投票者が横浜市内の他の駅名を知らないとかで、相当部分都市としての横浜が得票していたりして?