ロールス・ロイス オール電化旅客機を実用化へ 2026年サービス開始予定

世界的航空エンジンメーカーも電気飛行機を作ります。

コミューター機市場に電気飛行機を投入する予定

 各種航空機のエンジンを生産するイギリスのロールス・ロイスは2021年3月11日(木)、イタリアの軽飛行機メーカーであるテクナム社および、ノルウェーの航空会社ヴィデロー航空と協力して、オール電化旅客機を開発することを発表しました。

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ノルウェーに本拠を置くヴィデロー航空のカラーリングが施された電気旅客機のイメージイラスト(画像:ロールス・ロイス)。

 これについて、ヴィデロー航空のステイン・ニールセン最高経営責任者は「ノルウェーの国内航空路線は距離が短く、離陸から着陸までの時間は短いです。そのため、排出ガス0のテクノロジーは理想的といえます。私たちは2025年までに飛行機からの排出ガス0を目指しており、その点でこの新技術は私たちにとって魅力的でした」と答えています。

 ロ―ルス・ロイスは、2050年までにカーボン0を目指しており、そのために電動化は大きな一助になるとのこと。その点で、テクナム社やヴィデロー航空とコラボレーションすることは、コミューター機市場において電気飛行機を供給していくにあたり大きなプラスであり、同社が将来的に様々な航空機マーケットにおいてリーディング企業として、ハイブリット電気推進や新たなパワーシステムを供給するうえで、必要なことであるとしています。

 ロールス・ロイスによると、オール電化旅客機のサービス開始は2026年を予定しているそうです。

【了】

【画像】RR製のオール電化旅客機の別アングル

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コメント

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1件のコメント

  1. ハイブリッド車をはじめとする電動機搭載自動車は登坂時に投入したエネルギーを下り坂では回収できるのがチャームポイントだが、はたして電気飛行機は上昇時に使った電力を下降する際に回収できるのだろうか。