トヨタ「高速は手放し可」の高度運転支援機能発表 新型LS・MIRAIに搭載 その実力
「人に寄り添った」高度運転支援機能とは
人が運転しているような自然で滑らかな走りの実現や、他車のドライバーへの配慮など常に安全を最優先して判断するシステムを設計。たとえば、車幅のある大型車を追い越す際は、不安を減らすために追越車線の右側に寄って車間を確保する、合流地点では早めに減速して合流して来るクルマに対してスムーズな合流を支援する、といったことを実現しているといいます。
ドライバーカメラモニターも搭載。ドライバーの顔や視線の向き、目の開閉、姿勢をモニターし、脇見や閉眼を検知したら警告。姿勢が大きく崩れたときやシステムの警告に応答せず無操作状態が続いたときなどはハザードランプを点滅させ、緩やかに減速し車線内や路肩に停車、ドア解錠を行う異常時対応システムも備えます。
ソフトウェアは、無線通信や販売店での有線接続により更新(アップデート)が可能です。購入後の、新機能の追加や性能向上に対応します。
チーフデジタルオフィサーのジェームス・カフナーさんは「システムはディープラーニングを中心としたAI(人工知能)技術も取り入れています。お客さまとともに、システムやソフトウェアの向上・改善を重ねていきたい」と話します。
Advanced Driveはレクサスの新型「LS500h」とトヨタの新型「MIRAI」に同一のものを搭載。「LS500h」は4月8日(木)発売で、1632万円(消費税込)から。MIRAIは12日(月)発売で、845万円(同)からです。
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段々とクルマに任せられる部分が増え、いつかは「酒気帯び可」も実現するのだろうか