なぜ「住む」は不自由か?「回遊しながら住む」という選択肢を提案する東急の狙い
「新しい方向」へ大きく進み出したコロナ禍
「結婚や出産といったライフステージによって住む場所に求めることが変わる」「住宅購入は動けなくなるリスクがある」「引っ越し・住み替えには手間やコストがかかる」「ホテル暮らしは手が届かない」といった、住む場所に関し存在する不自由。
それに対し、2016年度の税制改正で通勤手当非課税上限が月15万円に拡大されたこと、今後テレワークが普及していくだろうことを受け、より自由な暮らし方ができないかと、2018年に東急の社内起業家育成制度で提案されていたそうです。
しかし、当時は「テレワーカーが何人いるのか?」「それを使える人がいるのか?」という社内・社会情勢だったとのこと。
それがコロナ禍で、変わりました。
東急の「tsugi tsugi」は、既存の「住む」の不自由に対する新しいライフスタイルの提案・サービスの提供が出発点にあり、コロナ禍によって働き方が世の中全体でその新しい方向へ大きく進み出したことから、具体化した形です。「ワーケーション」という言葉も、普通に聞かれる時代になりました。
この「tsugi tsugi」を東急は、「定額制回遊型住み替え事業」としています。
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