「登山客の駐車場不足」に一手 駐車場シェアのakippa 奥多摩町と連携 住民に呼びかけ
パーク&ライド駐車場もキャパオーバーだったようです。
登山の拠点で足りなくなっていた駐車場
駐車場予約アプリ「アキッパ」を運営するakippa(大阪市)は2021年4月21日(水)、東京都奥多摩町と駐車場シェアリングについての連携協定を締結したと発表しました。
アキッパは、登録された民家や商店、公共施設などの駐車場を一般人が時間貸あるいは1日単位で予約・利用できるアプリです。今回の連携は、奥多摩町内でシェア可能な駐車場を増やし、登山客や観光客の駐車場不足を解消することを目的としています。
登山口の周辺などで駐車場が足りず、路上駐車も目立つような事例は全国で見られます。奥多摩町もまた、急峻な地形から駐車場が限られており、観光地や登山口周辺で駐車場不足にあるそうです。JR奥多摩駅や鳩ノ巣駅周辺などには、登山口へ向かうバスと自家用車を乗り継ぐパーク&ライド駐車場を整備してはいるものの、それも週末には不足が顕著になっているとか。
そこで町が町内の民間企業や住民に対し、空いている駐車場をアキッパで貸し出してもらうよう呼び掛けるといいます。車止めや精算機などの設置といった費用も不要なことから、駐車場を使わない日や、混雑が予想する日だけ貸出しをすることも可能だそうです。
また通常の時間貸し駐車場を登山で利用すると長時間になりがちですが、アキッパなら駐車場料金を安く抑えられるといいます。
第一歩として、鳩ノ巣駅周辺の民間駐車場の貸出を4月24日(土)から開始。町内の交通課題を改善し、登山客や観光客のストレス軽減を目指すとしています。
【了】
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