東海道新幹線パーサーの「カスタムドリンク検討会」に潜入 その目的とは?
東海道新幹線のパーサーたちが、「カスタムドリンク検討会」を実施。車内販売のアイテムを使ってドリンクのカスタムを楽しもう、というものです。新幹線の旅に、新しい楽しみかたが生まれるかもしれません。
「車内販売」で新幹線がもっと楽しくならないか
2021年4月某日、東京都内某所。「緑茶」×「ポンジュース」、「いちごアイスクリーム」×「炭酸水」といった「カスタムドリンク」の開発が行われていました。
「これはお店にある味!」
「グラデーションがきれい!」
「カルピスは少なめがいい」
「お子さまにも良さそう」
「美味しいけど映えない……」
「クッキーやナッツを入れるのはおしゃれ!」
「コーヒーフロートにチップスターは事故」
そんな声が聞こえてきます。
開発に参加しているのは、東海道新幹線で車内販売などを担当するジェイアール東海パッセンジャーズのパーサーたち。目的は、車内の時間を乗客により楽しんでもらうことです。
5月1日(土)から東海道新幹線の車内販売では、「N700Sソーダスプーン」(600円)を新たに発売。マドラー、パフェスプーンとして使えるこの新商品と、アイスクリームやスナックなどもそろえる車内販売のアイテムを使い、「カスタムドリンク」をつくることで、新幹線の旅をもっと楽しんでもらえたら……というねらいです。
ジェイアール東海パッセンジャーズでは、実際に列車へ乗務するパーサーたちにより、車内の時間を乗客にもっと楽しんでもらう方法の検討会などを定期的に開催。「カスタムドリンク」は、コロナ禍であるため、ひとりで、また隣に座った親子同士などで楽しんでもらえればといいます。
他の新幹線からは、パーサーに相当する乗務員はいなくなってしまうのですか?