車内販売ワゴン なぜ行きすぎて戻るのか ユラユラしてるのか 新人パーサー研修を取材
なぜちょっと行きすぎる? バックしてから動く? 車内販売ワゴンの謎
「まっすぐ押すだけでも難しかったです。神経を使いながら押しているというのを知りました」(新入社員の樋口 麗さん)
「座席へ寄せるのが難しく、ワゴンが座席にあたりそうになってしまいます」(新入社員の廣瀬冴子さん)
ワゴンの動かし方にも「基本動作」があり、例えば、難しいという座席への寄せ。車内販売で、声をかけてもワゴンはすぐに止まらず、少しすぎてからバックしてくるのを不思議に思ったことはないでしょうか。
これはワゴンを座席に寄せるためです。声をかけられワゴンを止めるとき、邪魔にならないよう声をかけた乗客の席にワゴンを寄せるのですが、ワゴンの車輪は前輪しか曲がらないため、横に動かして寄せることができません。そのためいったん、ワゴンを少し斜め向きに行き過ぎさせ、バックしながら座席に寄せるのです。クルマの縦列駐車をイメージすると、分かりやすいでしょう。
ちなみにワゴンの重さは、おおよそ成人男性1人分とのこと。
さて、販売が終了しパーサーが再びワゴンを動かすとき、いったんバックしてから前に行くことについても、不思議に思ったことはないでしょうか。
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