山陽電車のツートン電車引退で「ツートングルメ」話題 駅そばやドリンク「定番化して」

山陽電鉄を半世紀にわたり走った3000系電車のうち、ツートンカラーの復刻塗装を施されて最後まで定期運用されていた1編成が引退。そのさよならイベントに合わせて、駅そば店が発売した「ツートングルメ」が想定外の人気ぶりを見せています。

6月以降は? 実は「ツートンスイーツ」も

 山陽そばによると、いまも「定番メニュー化を」との声がかなり寄せられ、反響に驚いているといいますが、当面は次の新メニューも決定済みで、券売機のボタン数も決まっているため6月以降の早期復活は難しいとのこと。ただ「2色丼」の復活は検討しているそうです。

 これらは単品で頼んでも十分に美味ですが、「ツートンセット」で頼んで、ぼっかけの旨味が染み込んだ出汁を丼に少しだけかけるのもお勧めです。ベースとなるぼっかけの旨味だけでなく、各パートともしっかり美味しく、どの順番で食べてもさまざまな味の出会いを楽しめることが、人気の秘密ではないでしょうか。

 また、山陽明石駅構内の「山陽たい焼」では、ブルーベリーとマンゴーで2色に彩られた「濃厚ツートンジュース」を提供していましたが、こちらは「濃厚ジュース・マンゴー&ブルーベリー」に改称し、やはり5月末まで販売を継続するといいます。

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山陽明石駅構内の山陽そば。2色そばと2色セットの看板が(宮武和多哉撮影)。

 ちなみに、山陽そばは普段からメニュー開発などに積極的で、過去のメニューや限定メニューを見ても「明太クリーム細うどん」「天上のかき揚げそば」(店舗限定)など、その発想の幅の広さは駅そば界でも際立っています。駅構内では山陽明石駅や板宿駅などに店舗を構えるほか、飾磨(しかま)駅の頭端ホーム端にある店舗は、本線と網干線の乗り換え経路上にあり、存在を知る人も多いでしょう。駅に到着する電車のブレーキの緩解音を聴きながら、そばをすするひとときは、構内ならではの楽しみといえそうです。

【了】

【ツートン電車を再現 話題の「ツートングルメ」各種】

Writer:

香川県出身。鉄道・バス・駅弁など観察対象は多岐にわたり、レンタサイクルなどの二次交通や徒歩で街をまわって交通事情を探る。路線バスで日本縦断経験あり、通算1600系統に乗車、駅弁は2000食強を実食。ご当地料理を家庭に取り入れる「再現料理人」としてテレビ番組で国民的アイドルに料理を提供したことも。著書「全国“オンリーワン”路線バスの旅」など。

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