ドクターイエローの黄色はターメリックがよく似合う 「新幹線ドーナツ」誕生の裏側

「ドクターイエロー」は2種類の黄色

 ミサキドーナツの特徴として、中に具材が入っている点も挙げられるそうです。東海道新幹線がイメージされたものはミルクチョコが、「ドクターイエロー」はクリームチーズやオレンジピールが入っており、実際に食べてみたところ、次第に口の中で味がより濃厚に、より爽やかに広がりました(0系のドーナツは表面に白と青のチョコ、“鼻”のクッキーがありボリュームがあるため、中にはなし)。

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ミルクチョコを中に入れて「輪」を作る(2021年6月、恵 知仁撮影)。

 青いドーナツをミサキドーナツでつくるのは今回が初めてだったそうですが、なるべく近い色にしたとのこと。材料にはできるだけ天然のものを使っており、この「新幹線ブルー」はお花のパウダーだそうです。

「ドクターイエロー」の黄色は、お花のパウダーもあったそうですが、よりそれらしい色になったターメリックを使っているといいます。ちなみに「ドクターイエロー」には、ライトがイメージされた黄色のパウダーがかかっていますが、こちらはカボチャ。

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ミサキドーナツの恵美麻稀さん(2021年6月、恵 知仁撮影)。

 このミサキドーナツの「新幹線ドーナツ」は「いいもの探訪」限定での販売で、実店舗で一番人気だというレモンクリームチーズドーナツなど10種類が入り3200円(税込、送料別)。最新新幹線車両N700Sがデザインされたオリジナルトートバッグ付きは3680円(税込、送料別)。発売からしばらく経った現在でも、1日平均で10セットは売れる人気商品になっているそうです。

【了】

【写真】0系の団子鼻 最初は光ってたんです 「光前頭」といいます【ほんのり明るい】

Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)

鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。

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