Google Earth&ストビューで宇宙行けます! 生活感満載の国際宇宙ステーションを見てみる
ISS日本棟「きぼう」の中はどんな感じ?
前述の「国際宇宙ステーションを訪れよう」という一覧のなかから日本の実験棟「きぼう」をクリックすると、まず“到着”するのは正面エアロックが見える場所です。ここは実験装置や宇宙空間に放出する小型衛星を出し入れするところで、人間用はまた別の場所にあります。
マウスを動かし、“後ろを振り向く”と、隣のモジュール「ハーモニー」に通じる通路が現れます。進んでいくと、そこには宇宙飛行士のプライベートルーム兼寝室があります。電話ボックス程度のサイズであるこの場所、以前筆者(金木利憲:東京とびもの学会)はどんな感じなのか、講演会で日本人宇宙飛行士が話しているのを聞いたことがあります。
回答していたのは、若田光一(わかたこういち)さんと野口聡一(のぐちそういち)さんの両宇宙飛行士。「窮屈ではありませんか?」との質問に対し、「ほぼ無重力なので、6面すべてにモノが置ける。それほど窮屈には感じなかった」と答えていました。
プライベートルーム兼寝室の先にあるのが、アメリカの実験棟「ディスティニー」です。ここには実験装置のほか、食事などが置かれています。さらに先に進むと「ユニティ」。船外活動(宇宙遊泳)に出るためのエアロックや、トイレのある第三結合部、宇宙ステーションで一番眺めが良い「キューポラ」に通じる通路になっています。
そこから先は、ロシアのモジュールになります。荷物がくくりつけられた通路を抜けると、ISSのなかで最初に宇宙空間に配置されたモジュール「ザーリャ」に入ります。製造国の違いもあって、壁の色や雰囲気が変わります。
ここを抜けると突き当たりのモジュール「ズヴェズダ」。ここでも食事や実験が行われています。
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