Google Earth&ストビューで宇宙行けます! 生活感満載の国際宇宙ステーションを見てみる

宇宙には上下ないため天井も床も区別なし

 ISS内は、微少重力であることを活かして、地上では天井や床になるような場所含め、すべての壁面が何らかの装置の設置場所や物置として活用されています。こういった使い方は地上ではできない究極の空間活用かもしれません。この中を移動する宇宙飛行士は、「泳ぐ」ように隙間を縫っていきます。若田宇宙飛行士が滞在中に撮ったツアービデオで、移動の様子や細部の解説が見られます。

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ISSの実験棟「きぼう」の内部。中央にいるのは若田光一宇宙飛行士、背後の白い円形の扉が実験装置や小型人工衛星を出し入れするエアロック(画像:NASA)。

 ISSは2000(平成12)年11月2日に第1次長期滞在の宇宙飛行士を迎え、2021年6月現在は第65次長期滞在が行われています。Google EarthやGoogleストリートビューでISSの内部を見学してみると、様々な装置に混ざって食べ物やトイレなどが見え、使用感があるところから、20年以上にわたって途切れることなく人がいて、仕事と生活をしている場所だというのがわかります。

 なお、2021年には中国が独自の宇宙ステーション「天宮」の打ち上げと組み立てを始めました。もし可能ならこの中も覗いてみて、ISSと見比べてみたいものです。

【了】

【今すぐ宇宙へ行く!】google earthで「生活感満載」国際宇宙ステーションの旅

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