「車内放送」は夜行列車の魅力だ 復活の新宮夜行「WE銀河」の場合
「夜行列車特有のゆったりとした時の流れをお楽しみください」
「皆様のご乗車を乗務員一同、お待ちしておりました。この先、列車とともに向かう旅路をご案内いたします。
次は新大阪です。新大阪22時10分。天王寺22時33分。日根野23時14分。和歌山23時42分。途中の和歌山で到着後、1時ちょうどの出発まで1時間ほど停車します。
和歌山を出発しますと、串本6時4分。串本でも到着後、8時ちょうどの出発まで2時間ほど停車します。
串本を出発しますと、紀伊勝浦9時5分。新宮9時37分。終点の新宮には、明日の朝9時37分に着きます。
列車は『千年の都』京都を出発。本州最南端の串本や南紀勝浦温泉、そして熊野三山のひとつ熊野速玉大社が鎮座する新宮への旅が始まりました。走行距離、約315km。所要時間12時間22分です。車窓から流れる街の明かりや、深夜早朝の駅の雰囲気、そして夜行列車特有のゆったりとした時の流れをお楽しみくださいませ」
過去の一般的な夜行列車は、日常的な移動手段としての夜行列車だったため、基本的に用件のみでしたが、この「銀河」は2020年、「鉄道の旅」と沿線の魅力を伝えるべく、JR西日本が力を込めて送り出した「新しい長距離列車」。車内放送も、より旅情豊かに工夫されていました。
【昔のブルトレ】
「…これにて放送でのご案内を終了させていただきます」
…間…
「なお明朝のご案内は6時半、6時半にに✕✕駅到着前からとさせていただきます。度々のお願いではございますがお手回り品貴重品にはじゅうぶんご注意いただきますようお知らせ申し上げます…」
いつ終わるんだよ〜