「車内放送」は夜行列車の魅力だ 復活の新宮夜行「WE銀河」の場合
大阪環状線に入っても 車内放送で
夜を裂いて南紀新宮を目指す「WEST EXPRESS 銀河」は京都駅を発車したのち、ほどなく向日町駅で3分ほど時間調整の停車。再び走り出すときの車内放送は、次の言葉でした。
「お待たせいたしました。旅を再開します」
列車は新大阪駅を発車すると、関空特急「はるか」などと同じルートで大阪環状線へ入ります。
この「WEST EXPRESS 銀河」の車内放送では沿線紹介もしばしば行われ、大阪環状線に入ったところでも実施されました。
「天満・福島の庶民派居酒屋にはじまり、京橋の繁華街、鶴橋の焼肉や新今宮・新世界の串カツなど、様々な食とふれ合える大阪環状線ですが、『WEST EXPRESS 銀河』は残念ながらすべて通過いたします」
ツッコミどころも車内放送に用意されていました。
【了】
Writer: 恵 知仁(鉄道ライター)
鉄道を中心に、飛行機や船といった「乗りもの」全般やその旅について、取材や記事制作、写真撮影、書籍執筆などを手がける。日本の鉄道はJR線、私鉄線ともすべて乗車済み(完乗)。2級小型船舶免許所持。鉄道ライター/乗りものライター。
【昔のブルトレ】
「…これにて放送でのご案内を終了させていただきます」
…間…
「なお明朝のご案内は6時半、6時半にに✕✕駅到着前からとさせていただきます。度々のお願いではございますがお手回り品貴重品にはじゅうぶんご注意いただきますようお知らせ申し上げます…」
いつ終わるんだよ〜