九州横断へ前進「高千穂日之影道路」8/21に全通 延岡~高千穂さらに時短へ
全線で26か所の急カーブと5か所の急勾配が解消されます。
1665mのトンネル含む2.3kmが今回開通
国土交通省 九州地方整備局 延岡河川国道事務所は2021年7月9日(金)、熊本県中部と宮崎県延岡市を結ぶ九州中央自動車道の一部である「高千穂日之影道路」の日之影深角IC~平底交差点間2.3kmが8月21日(土)に開通し、当道路が全通すると発表しました。
高千穂日之影道路は、九州中央自動車道の宮崎県側の事業中区間のうち、高千穂町と日之影町をむすぶ総延長5.1kmの高規格道路です。
途中、新平底トンネル(延長1665m、今回開通)、新大平トンネル(延長2306m、2018年開通)の2つのトンネルが総延長の大半を占め、谷あいの屈曲した国道218号の現道を直線でバイパスします。
宮崎県内ではほかに、延岡市の延岡IC・JCTから西へ13.1km延びる「北方延岡道路」が2015(平成27)年に全通。今回の高千穂日之影道路とあわせ、延岡市~高千穂町の所要時間は整備前と比べ約32分の短縮となる見込みとなり、救急搬送や災害時輸送への社会的効果が図られます。
高千穂日之影道路の西側では、高千穂道路ICから熊本県境周辺までの「五ヶ瀬高千穂道路」「蘇陽五ヶ瀬道路」が現在事業中。また、開通済みの九州自動車道・嘉島JCT~山都中島西ICからさらに東の矢部IC(仮)へ延伸する10.4km区間が、2023年度に開通予定となっています。
【了】
いよいよもって高千穂(線)鉄道の再興の目はなくなりましたね