初飛行は60年前 旧ソ連の傑作ヘリコプターMi-8シリーズの最新型「Mi-171A3」初公開

原型Mi-8が初飛行したのは60年前です。

軍用Mi-8Mの民間型Mi-17シリーズの最新型

 ロシアの国営企業ロステックは2021年7月20日(水)、モスクワで始まった航空ショーMAKS2021において、傑作ヘリコプターMi-8シリーズの最新型である「Mi-171A3」を初めて公開しました。

 Mi-8は1961(昭和36)年7月7日に初飛行した旧ソ連製の中型汎用ヘリコプターで、1975(昭和50)年に改良型Mi-8Mが登場、その輸出向け(海外仕様)がMi-17になります。そのMi-17シリーズは民間仕様としても量産され、その最新型としてこのたび初めて実機が公開されたのがMi-171A3になります。

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MAKS2021で初公開されたMi-171A3(画像:ロステック)。

 Mi-171A3は、機体サイズや最大離陸重量などは既存のMi-171A2とほとんど変わらないものの、洋上飛行時の安全性が大幅に向上しているのが特徴とのこと。また荒天時でも安定して飛ぶことができる飛行制御システムやナビゲーションシステムが搭載されており、操縦席周りも最新のグラスコックピットとなっています。

 なお、当初は輸送仕様と捜索救難仕様の2種類が生産されるといい、前者は最大24名の乗客と貨物5tを収容でき、後者は医療設備を含む特殊装備を搭載するそうです。

 すでにロシアの天然ガス企業ガスプロムが、海上プラットフォームへの人員および物資輸送用として購入することを決めており、7月22日(木)には契約書に署名しています。またこれに関してロステックの子会社であるロシアン・ヘリコプターズによると、量産初号機は2022年にガスプロムに納入する予定とのことです。

【了】

【写真】海外で使われる原型Mi-17/最新Mi-171A3の各部ディテール

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