日本もお世話になってます 商業衛星打ち上げシェアトップ! 知られざるフランス企業とは

東京オリンピックが終わりました。次のオリンピックは2024年のパリです。日本からフランスへのバトン受け渡しが演出されましたが、両国は宇宙分野でも強い結びつきがあります。知られざる日仏の衛星打ち上げをひも解きます。

スカパー!もNHKも 放送衛星打ち上げたフランスの会社

 日本の衛星放送、いわゆるBS放送やCS放送では、地上波と異なりNHKや民放だけでなく、CS専門チャンネルなど衛星放送でしか流していないチャンネル/番組が数多くありますが、全ての衛星放送局が自前の放送衛星を持っているわけではありません。

 2021年8月現在、自社で衛星を保有して衛星放送局向けにサービスを提供している企業(基幹放送局提供事業者)は、日本では株式会社放送衛星システム(BSAT)と、スカパーJSAT株式会社の2社のみです。そして、この2社の衛星の多くが、フランスに本社を置く世界最大の宇宙輸送企業、アリアンスペース社のロケットを使って打ち上げられています。

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ギアナ宇宙センターにて打上げを待つアリアン5(画像:東京とびもの学会/金木利憲)。

 アリアンスペースは、1980(昭和55)年にヨーロッパ12か国計53社の出資で設立された多国籍企業です。同社はロケット打ち上げ関連事業のみ行う専門企業で、自社での機体製造は行わず、販売と打ち上げサービスの提供に特化しているのが特徴です。本社はフランスにあり、日本とアメリカ、シンガポールに現地事務所を設けています。

 代表的なロケットは、欧州宇宙機関(ESA)が開発するアリアンシリーズで、最初のモデルである「アリアン1」を1979(昭和54)年に打ち上げて以来、2、3、4と改良を進め、現在は「アリアン5」を運用しているほか、まもなく新型の「アリアン6」を打ち上げる予定です。

 ほかにも2011(平成23)年から「ソユーズ」を、翌2012(平成24)年から「ヴェガ」の打ち上げを行っています。大型衛星と、大きな搭載能力を活かした複数機の打ち上げは「アリアン5」、中型衛星は「ソユーズ」、小型衛星は「ヴェガ」という役割分担になっており、バランス良く打上げ機を保有しています。

 とはいえ、アリアンスペースの発射場所はヨーロッパにはありません。

【今から30年以上前!】スカパーの通信放送衛星打ち上げの様子

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コメント

1件のコメント

  1. 乗れない「乗りもの」でございます

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