千葉の山中に珍しい「ループ橋」13日開通 着手から20年 狭隘ヘアピン2か所解消
いよいよ通行可能になります!
ヘアピン2か所解消
千葉県は2021年9月3日(金)、県道市原天津小湊線の鴨川市天津地区で工事を進めているバイパス道路の坂本工区について、13日(月)11時に開通すると発表しました。開通区間の延長は700mで、ループ橋が含まれています。
当該区間はJR外房線の安房天津駅から北へ約2kmの地点で、現道はすれ違いが困難な狭隘道路となっており、急坂でヘアピンカーブも2か所あるなどの難所であるほか、急斜面に沿っているため異常気象時に土砂崩れなどで通行止めが発生しやすくなっていました。
今回開通する坂本工区では、このヘアピンカーブを含む急坂狭隘部を、ループ橋を含む2車線道路でバイパスします。ループ橋を採用することにより、勾配を小さくできるほか、広い車線などの道路用地の確保が容易で、斜面を避けることで土砂崩れの影響も受けにくくなるメリットがあります。
このバイパス道路の歴史は古く、1991(平成3)開始の事業として計画され、ループ橋の工事が2001(平成13)年に開始。途中中断を経て、20年越しの開通となります。ループ橋は「清澄山道ループ橋」と名付けられています。
【了】
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