市川市コミバスに新路線「あいねすと循環」誕生 行徳駅南部・野鳥観察舎へアクセス

「北国分ルート」に続く、市内新路線の試験運行となります。

既存バス停まで1kmの「バス空白地帯」結ぶ

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「あいねすと循環」に使用されるワゴンのイメージ(画像:京成トランジットバス)。

 市川市は2021年9月28日(火)、市川市コミュニティバスの新路線「あいねすと循環ルート」を10月1日(金)から翌2022年3月末まで実証運行すると発表しました。

 市川市コミュニティバスは現在、本八幡駅付近の中央図書館を起点に、松飛台駅方面へ向かう北東部ルート「梨丸号」と、南行徳駅方面へ向かう南部ルート「わくわくバス」の2路線が運行中。また、2019年10月から1年10か月の間、矢切駅~北国分駅間で「北国分ルート」の実証運行も行われていました。

 今回新設される「あいねすと循環ルート」は、行徳駅から、南東の福栄地区の千鳥公園まで向かいます。

「あいねすと」の名前は、千鳥公園付近にある市管理の行徳野鳥観察舎の愛称から取られています。周囲は湿地帯の鳥獣保護区となっており、アオサギやカルガモをはじめ、様々な野鳥の姿を望遠鏡越しに見ることができます。

 福栄4丁目では、新浜通りには新浦安駅~行徳駅~本八幡駅を運行する京成トランジットバスの「浦安03系統」が運行していますが、南東地区は最寄りバス停まで1km近く歩く必要があるなど交通空白地帯となっており、また「あいねすと」の利用者にも不便となっているため、バス路線の開設の要望が行われていました。

 運行は8~11時台と15~18時台で1時間間隔の計8本。運賃は1回200円で、スマートフォンアプリ 「RYDE PASS」で使用する400円のデジタル日乗車券も発売されます(いずれも子供半額)。

 運行は京成トランジットバスが担当。乗客定員12人の、ワンボックス型のバス車両が使用されます。

 本格運行へは、半年間の採算率が30%以上であり、アンケート結果で継続利用の意思が一定割合見られた場合に移行するとしています。

【了】

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